ENEOS、米国の太陽光発電事業に参画

アメリカ・テキサス

ENEOS(社長:大田 勝幸) は、アドバンスド・パワー(Advanced Power AG、本社スイス ツーク、CEO:トマス E. スパング、以下「AP社」)が米国テキサス州で開発を進めている太陽光発電事業に参画すると発表しました。

なお、本事業の運営は事業会社である Cutlass Solar LLC が行う予定であり、同社に対して新たに芙蓉総合リース株式会社(社長:辻󠄀田 泰徳、以下「芙蓉リース」)と ENEOSそれぞれが Cutlass Solar Partners LLC を通じて出資を実施しました。

本事業は、ENEOS初の海外における太陽光発電事業への参画となります。発電容量は、ENEOSが手掛ける太陽光発電所としては最大となる140MW(出資見合い持ち分容量70MW)であり、2022年後半の運転開始を予定しています。

事業用地は、米国テキサス州最大の都市であるヒューストン南西約60kmの好立地に位置し、年間を通して日射量が豊富です。また、連邦政府の再生可能エネルギー促進策などによる支援があることに加え、今後人口増加に伴う電力需要の増加も見込まれています。

発電した電力はERCOT(Electricity Reliability Council of Texas: テキサス州の系統・市場運営機関)を通じた販売を予定しており、自由化で先行する米国電力市場において、海外事業経験・知見を蓄積します。

ENEOSグループは、2040年長期ビジョンにおけるありたい姿の一つとして、自社排出分のカーボンニュートラルの追求などを通じて低炭素・循環型社会の形成に貢献することを掲げています。その取り組みの一環として、当社は2022年度までに、国内外において再生可能エネルギー事業の総発電容量を約100万kW以上に拡大することを目指しています。

ENEOSは、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、目標11「住み続けられるまちづくりを」および目標13「気候変動に具体的な対策を」につながる再生可能エネルギーを始めとする環境配慮型エネルギーの供給を積極的に推進し、低炭素・循環型社会の実現に貢献します。



◆ 太陽光発電所の概要 ◆
事業会社 Cutlass Solar LLC
発電所所在地 米国テキサス州フォート・ベンド郡
(Fort Bend County, Texas, U.S.A.)
敷地面積 約700エーカー(約2.8km
出資社
(間接出資)
ENEOS、芙蓉リース、AP社
総発電容量
(出資見合い持ち分容量)
140MW
(70MW)
運転開始 2022年後半予定

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