このところ、水素やアンモニアの製造・運搬に関わるニュースが多いですね。
クリーンなエネルギー源として、水素やアンモニアを製造する。そして、運ぶ。
海外のメガソーラーをエネルギー源として水素を製造し、液化して日本に船舶で運搬する。そんなアイデアを初めて耳にしたときには、素直にすごいなと思いました。電気を水素に変えて蓄えるなんて、まるで、水素が蓄電池の役割を果たしているように感じました。ただし、エネルギーの変換効率の問題はあると思いましたが。それでも、画期的なアイデアであることに間違いありません。
しかし、海外で水素やアンモニアを製造・調達して日本に運ぶ場合に、その運搬船の燃料(動力)が化石燃料だと、本末転倒と申しますか、温室効果ガスの削減に寄与しているのかどうかも疑わしい話になってしまいます。そこで、燃焼しても二酸化炭素を出さない「水素」や「アンモニア」を運搬船の動力源としても活用しようという動きが加速しています。
その他にも、電気を動力源とするEVタンカーの構想もあります。
しかし、電気を動力にするだけではなく、「電気を船で運ぶ」というアイデアが現実になりつつあります。電気運搬船舶と呼ばれるものです。
これは、燃料とか自動車などの荷物を運ぶのではなく、「電気」を運ぶための船です。
メガソーラーや風力発電などで製造された電力を、蓄電池を備えた船舶で運搬してしまおうという、ものすごくストレートな、驚きの発想です。自然エネルギーが豊富な田舎では送電線の容量が不足がちですが、その問題をこれで解決できるかもしれません。
あとは、コスト的にどうなのだろうか。船で運んだ電力を、港で陸揚げした後、どうやって配電するんだろうか、など。いくつか気になるところはありますが、そのうちに情報が出てくるのではないかと期待しています。
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