中部電力など、広島県福山市に木質専焼バイオマス発電所を開発・2025年5月運転開始予定

広島県福山市に木質専焼バイオマス発電所

中部電力株式会社は、同社と、稲畑産業株式会社、太平電業株式会社、東京産業株式会社、Solariant Capital株式会社(以下「ソラリアント」)および日立造船株式会社の各社が、ソラリアントの設立した「福山バイオマス発電所合同会社」との間で匿名組合契約(注1)を締結(注2)し、同事業会社がプロジェクトファイナンスによる融資契約を締結したことを発表しました。

同事業会社は、広島県福山市において、発電出力52,700kWの木質専焼の「福山バイオマス発電所」を建設、運営することを目的とした会社で、2025年5月の運転開始を目指しています。

今後、6社は、地域の皆さまおよび関係各所の理解・協力を得ながら、計画を進めていきます。

(注1) 商法で規定される、独立した事業案件へ複数社(匿名組合員)が出資し、その営業から生じる利益を出資割合に応じて分配する契約形態で、匿名組合員は会社経営における権利および義務を有しません。一般に、当該事業に関わる取引相手に対し名前が顕れないことから「匿名」と呼ばれます。
(注2)同事業会社は、上記6社以外の事業者とも匿名組合契約を締結しています。



◆ 同事業の概要 ◆
所在地 広島県福山市箕沖町124
発電出力 52,700kW
想定年間発電電力量 約3.8億kWh(一般家庭約12万世帯分に相当)
燃料種別 木質ペレット、木質チップ(広島県産の未利用間伐材等)
本工事開始予定 2022年12月
運転開始予定 2025年5月
出資会社 中部電力(50%)、稲畑産業(23.2%)、太平電業(12%)、東京産業(10%)、ソラリアント(2%)、日立造船(2%)、その他匿名組合出資者(0.8%)
ファイナンス 三井住友信託銀行株式会社をアレンジャーとするプロジェクトファイナンス

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