商船三井・東邦ガス・北陸電力、台湾の洋上風力発電事業に出資参画

台湾の洋上風力発電事業

株式会社商船三井、東邦ガス株式会社、および北陸電力株式会社 の 3社は、台湾における洋上風力発電事業に参画するため、豪金融グループのマッコーリー社との間で、同社が保有する Formosa I International Investment Co., Ltd.(フォルモサワン・インターナショナルインベストメント。以下、「対象会社」)の株式 25.0%を取得することで合意したと発表しました。なお、3 社が海外で洋上風力発電事業に参画するのは、今回が初めてとなります。

対象会社は、100%出資する Formosa I Wind Power Co., Ltd.(フォルモサワン・ウィンドパワー。以下、「FWPC」)を通じ、台湾苗栗県の沖合で発電容量 12.8 万 kW の洋上風力発電所(以下、「フォルモサ 1」)の運営を行っています。フォルモサ 1 は台湾における初の商用規模の洋上風力発電所であり、固定価格買取制度(FIT)に基づく台灣電力股份有限公司への 20 年間にわたる売電を、フェーズ 1(0.8 万 kW)では 2017 年 4 月に、フェーズ 2(12.0 万 kW)では 2019 年 12 月に開始しています。

今回の株式取得は、台湾において 3 社が共同で設立する特別目的会社を介して行い、同特別目的会社の持分は商船三井および東邦ガスがそれぞれ 37.5%、北陸電力が 25.0%を予定しています。3 社は同特別目的会社の設立申請手続きを既に開始しており、台湾当局からの承認取得、その他の諸手続きを経て同取引の完了となります。

3 社は、フォルモサ 1 への参画により洋上風力発電分野における知見を獲得し、再生可能エネルギー事業のさらなる拡大に取り組むことで、脱炭素社会の実現に貢献します。

出資構成
出資構成


フォルモサ 1 洋上風力発電事業の概要
事業会社名 Formosa I Wind Power Co., Ltd
発電所所在地 台湾 苗栗県沖(Miaoli County)
発電方式 洋上風力発電(着床式)
発電容量 12.8万kW 
基 数 22基
売電先 台灣電力股份有限公司(Taipower)
商業運転開始 フェーズ1(0.8万kW) 2017年4月
フェーズ2(12.0万kW) 2019年12月

位置図
位置図

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