丸紅、英国 bp 社と洋上風力発電の共同開発に向けて合弁会社を設立

丸紅

丸紅株式会社は、英国統合エネルギーメジャーであるBP p.l.c(以下、「bp社」)の 100% 子会社で再生可能エネルギー事業に取り組む BP Alternative Energy Investments Limited (以下、「BPAEIL社」)と、洋上風力の共同開発および水素を含む脱炭素化を目的としたプロジェクトの共同開発について、パートナーシップ契約を締結(*)したと発表しました。同パートナーシップにおける取り組みの第一歩として、日本における洋上風力発電事業の1つの案件で共同開発を進めるべく、丸紅の特別目的会社へBPAEIL社が49%の出資をすることで合意しました。

丸紅は世界に先駆け、大規模浮体式洋上風力の実現を目指して福島浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業に参画し、国内初の大規模商業ベースの洋上風力案件である秋田港・能代港洋上風力発電事業にも参画しました。2022年1月には、英国スコットランドにおける最大設備容量2,600MWの浮体式洋上風力発電事業の開発を行うための海域リース権益を獲得しました。

丸紅は、サステナビリティ推進の一環として、世界の気候変動対策への取組みに貢献すべく、2018年9月に石炭火力発電事業および再生可能エネルギー発電事業に関する取組み方針を発表、2021年3月には気候変動長期ビジョンを策定しました。丸紅は、日本を含む世界21ヶ国で持分容量約12GWの発電資産を保有・運営しています。丸紅はこれらの発電事業で得られた知見・経験をもとに、今後も世界各国での洋上風力発電事業の拡大を目指します。

(*) 同パートナーシップに関連して、bp 社は新たに洋上風力開発チームを日本に設立します。bp 社は、日本においては 1960 年から大規模な石油並びに LNG のトレーディング事業とカストロール潤滑油事業を展開しており、また、米国と英国においては既に持分容量 5GW を超える洋上風力プロジェクトを開発しています。bp 社は、2019 年から再生可能エネルギー事業を従来の 4 倍の規模にあたる 24GW を超える開発を手掛け、2025 年目標である 20GW を既に達成しています。なお、BPAEIL 社の特別目的会社への出資は、関連当局の承認等の条件が充足した後、完了する予定です。



◆ BPAEIL社概要 ◆
会社名 BP Alternative Energy Investments Limited
本社所在地 Chertsey Road, Sunbury on Thomas, Middlesex TW16 7BP, UK
設 立 2006年
事業内容 再生可能エネルギー事業
株 主 BP p.l.c (100%)

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