中部電力、和歌山県・有田川バイオマス株式会社へ出資

有田川バイオマス

中部電力は、有田川バイオマス株式会社(本社:和歌山県有田郡有田川町、代表取締役:原見 健也)に対し、匿名組合出資(注)を行ったと発表しました。

同事業会社は、2021年8月より和歌山県有田郡有田川町において、主に和歌山県産の未利用間伐材等を燃料とする、発電出力900kWの有田川バイオマス発電所を建設中であり、2022年8月の運転開始を目指しています。

同発電所は、中部電力初の木質ガス発電方式のバイオマス発電所となります。

また、同発電所では、発電の際に生じた熱を併設するチップ製造工場へ供給し、燃料となる木質チップの乾燥に利用するほか、隣接する温浴施設へ熱供給を行うことで、地域資源のより一層の有効活用に貢献します。

中部電力グループは、再生可能エネルギーを脱炭素化やエネルギー自給率の向上に資する主力電源の一つと位置付けており、目標として掲げる「2030年頃に320万kW以上の拡大」の達成に向け、引き続き、積極的な開発に取り組んでいきます。

(注)商法で規定される、独立した事業案件へ複数社(匿名組合員)が出資し、その営業から生じる利益を出資割合に応じて分配する出資形態で、匿名組合員は会社経営における権利および義務を有しません。一般に、当該事業に関わる取引相手に対し名前が顕れないことから「匿名」と呼ばれます。




◆ 発電所の概要 ◆
所在地 和歌山県有田郡有田川町大字西加九鬼126番 他
発電方式 木質ガス発電
発電出力 900kW
年間発電電力量 約650万kWh(一般家庭約2,000世帯分に相当)
燃料種別 木質チップ(主に和歌山県産の未利用間伐材等)
年間燃料使用量 約1万t/年
運転開始 2022年8月
熱供給先 有田川町かなや明恵峡(みょうえきょう)温泉


◆ 事業会社の概要 ◆
設立 2020年2月
本社所在地 和歌山県有田郡有田川町大字西加九鬼126番
代表者 原見 健也
事業内容 バイオマス発電事業、熱供給事業等

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