丸紅、インドネシア「ランタウ・デダップ地熱発電」の商業運転を開始

インドネシア「ランタウ・デダップ地熱発電」

丸紅株式会社は、インドネシア共和国におけるランタウ・デダップ地熱発電プロジェクトで、同社と ENGIE S.A.、PT. Supreme Energy、東北電力株式会社が共同出資する PT. Supreme Energy Rantau Dedap(以下、「SERD社」)が 2021年12月26日に地熱発電所の商業運転を開始したことを発表しました。

同プロジェクトは、SERD社がインドネシア・南スマトラ州において発電容量98.4MWの地熱発電所を建設し、30年間に亘り保守・運転し、インドネシア国有電力会社PT.PLN(Persero)に対して売電するものです。

インドネシア政府は、2025年までに再生可能エネルギーが占める割合を23%へ引き上げることを電力供給事業計画の中で掲げています。また、インドネシアが保有する豊富な地熱資源量の活用、および発電燃料の多様化を図るため、地熱資源の開発を推進しています。

丸紅は、サステナビリティ経営推進の一環として、世界の気候変動対策への取組みに貢献すべく、2018年9月に石炭火力発電事業および再生可能エネルギー発電事業に関する取組み方針を発表し、2021年3月には気候変動長期ビジョンを策定しました。丸紅は、日本を含む世界21ヶ国で持分容量約12GWの発電資産を保有・運営しています。これまで蓄積してきた地熱発電事業の実績・経験をもとに、本プロジェクトを通じて、インドネシアにおける電力の安定供給に貢献していくと共に、今後も積極的に再生可能エネルギーの開発に取り組んでいきます。



◆ プロジェクト概要 ◆
事業会社 PT. Supreme Energy Rantau Dedap(スプリーム・エナジー・ランタウ・デダップ)
出資比率 丸紅 27.4%、東北電力株式会社 10%、ENGIE S.A. 37.4%、PT. Supreme Energy 25.2%
所在地 インドネシア・南スマトラ州 ランタウ・デダップ地区
発電容量 98.4MW
運転開始 2021年12月26日
売電先 インドネシア国有電力会社PT. PLN社
売電期間 30年間

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