高速道路SA・PAで全国初、東名・足柄SAに水素ステーションを設置へ

東名・足柄SA

NEXCO 中日本(本社・名古屋市中区、代表取締役社長 CEO・宮池克人)、中日本エクシス株式会社(本社・名古屋市中区、代表取締役社長・三宅広通)、岩谷産業株式会社(本社:大阪・東京、社長・間島寬)は、E1 東名高速道路(東名) 足柄サービスエリア(SA)(下り)に、2023 年春の開業を目指して水素ステーションを設置することを発表しました。高速道路の SA・パーキングエリア(PA)に水素ステーションを設置するのは全国で初めてです。

水素で走行可能な FCV(燃料電池自動車)は、新たな環境対応車として注目が高まっています。2021 年 10 月に閣議決定された「第 6 次エネルギー基本計画」では、カーボンニュートラル時代を見据え、FCV や将来的な FC トラック(燃料電池トラック)などのさらなる導入拡大に向け、水素ステーションの戦略的整備などに取り組むこととされています。

FCV は、排気ガスを発生させない環境対応車であるとともに、ガソリンに比べてエネルギー効率が高く、短時間充填で長い航続距離が確保できるなど多くの特長があり、次世代の環境対応車として期待されています。

NEXCO 中日本は、ネットワーク整備や環境対応車の普及拡大への対応など、地球温暖化や気候変動といった地球規模の環境問題の解決に貢献していく必要があると考え、これまでも「地域環境の保全と脱炭素化への貢献」を経営方針の主要施策に定め、CO2 排出量の削減や EV(電気自動車)充電設備の拡充などに取り組んできました。

さらに取組みを加速させるため、FCV 普及のためインフラとなる水素ステーションを高速道路の SA・PA に設置し、お客さまのさらなる利便性向上を図り、脱炭素社会の実現に貢献します。

岩谷産業(株)も、FCV 普及促進、利便性向上を目指し、全国で水素ステーションの整備を進めます。

なお、現在足柄 SA(下り)で営業している LP ガスステーションは、2022 年 1 月 31 日で営業を終了します。

◆ 水素ステーションの概要 ◆
名 称 (仮称)イワタニ水素ステーション 足柄 SA
事業者 岩谷産業株式会社
敷地面積 約 1,000m2
供給方式 液化水素貯蔵(オフサイト型)
供給能力 平均 300Nm3/h
※大型トラックにも短時間で充填が可能
充填圧力 82MPa(メガパスカル) ※1MPa≒10 気圧
所在地 東名 足柄 SA(下り)
静岡県御殿場市深沢字前野原

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